愛しの黒ライオン
ちゃんと謝ろう。そして叔父さんの顔をみて獅子さんの下で働きたいって伝えるんだ――...。
『叔父さん、ごめんなさい...』
『もういいから、早く帰ってきなさい、仕事の事は、帰ってきてからもう一度話そう、後どれくらいで家に着きそうなんだ?』
車の窓から外をみつめた。
『1分くらいで、着くから』
『分かっ...な、何をするんだ?』
『え、叔父さんどうしたの?』
叔父さんの声が聞こえなくなるとプツリと切れた。