愛しの黒ライオン



「お腹、空いた...」


ぼそっと呟いた。


「ちょっと待っとけ今用意してやる」


獅子さんは、座っている椅子から立ち上がると部屋から出て行き私は、軽く溜め息を吐くと部屋の中を見渡した。


寝る為だけの部屋?

ベッドにテーブルと...ゆったりとしたソファー


天井は吹き抜けになっていて木のファンがクルクル回り冷たい風を部屋に吹き込んでいた。
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