愛しの黒ライオン




「えっと...あの...」
「ウダウダ言わんと、前に座れ寂しいだろ」

寂しい?

あの、怖い獅子さんが寂しいの?

「し、仕方ない乗るよ」

「仕方無いって言うなら、そこに座ってろ」


プクっと頬を膨らませると獅子さんは、クスっと笑った。


「座ります、座らせてください。」

「お前は、可愛いな...早くこっちへ来い」




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