愛しの黒ライオン



獅子さんは、手に持っていたグラスをコトンとテーブルの上に置くと頬杖をつき私を見つめた。


「この話を聞いて、どう思うのか分からないけどモヤモヤしたままじゃお前が嫌だろう...」


そう言って、獅子さんは、叔父さんとの話を綴りはじめた――...。


叔父さんは、お母さんと始めて合ったのは、15歳の頃だったらしい。


私のお母さんのお母さん。


つまり、おばあちゃんと叔父さんのお父さんが再婚をし一緒に暮らす事になり


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