愛しの黒ライオン

だから叔父さんの心の中で母さんとの約束を果たす為、私を最後まで守ると決めていた。


そして昨日の事件をきっかけに守るのは自分ではなく本当に守ってくれるのは...目にいる獅子さんだと。


叔父さんは、母さんを愛していた。ずっとずっと愛おしかったんだ。


だから最後まで母さんとの約束を守ろうって思ってたんだ。


それから獅子さんが最後に話してくれた事は


『血が少しでもつながっていると言えば自分を身内としてみてくれるだろうと思いウソをついて...悪かった』と。


...そんな事があったんだ。




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