愛しの黒ライオン



静まり返ったリビングで獅子さんと2人っきり何か言わないと心臓の音が聞こえそうだ。


「あの...猫みみ、可愛いですね」


チラっと獅子さんの方を見つめると獅子さんは手に持っていた箸を置き目の前にあるビールを手に取ると喉の奥の方へと流し込んだ。


ビールが喉を通る時の音が聞こえてきてぽっこりと出ている喉仏が妙に色っぽく見えた。




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