愛しの黒ライオン
困ったな...どう答えればいいの?そう思っている時、ドアの開く音と同時に「風斗、喋りすぎ、飯出来たぞ、こっちへ来い」
そう言って獅子さんは、風斗さんを軽く睨むとドアに背中を押し当て腕を組み右人差し指で開けた方の部屋に指を指した。
助かった
なんだろう。獅子さんは、怖いんだけど何故か落ち着く。
声を聞いてるだけで胸の奥がすっとして気持ちがいいって言えばいいのかな...
「おい来るのか?」
「は、はい...」
見つめられるだけで震えそうなのに違った意味でドキドキする。