愛しの黒ライオン
右の手の平で両目を擦りテーブルの上に残っている料理をあつめ
空いたお皿を重ねると流し台の中へ運んだ。
残った料理は明日の朝食べよう。獅子さんが私の為に作ってくれたんだから。
残った料理にラップをかけ冷蔵庫に入れる為
開けると中は綺麗に並べられ見やすかった。
「獅子さんって...几帳面、A型とか?」
「O型だ」
ビックリして手に持っていた料理を落としそうになり慌てると綺麗な細い指が伸びてきて、お皿をキャッチ。
「本当にそそっかしいな」
後ろから獅子さんの声が聞こえ振り向きたいけど
振り向けない状態でドキドキしてると、お皿が目の前に。
「大丈夫だったのか、ほら」
「あ、ありがとう」