愛しの黒ライオン


「牡丹...」


獅子さんの指が頬の触れてから唇横まで落ち、ゆっくり上唇に触れた。


「獅子さんは...沙耶さんと大人の関係だって...」


言ってる自分が恥ずかしい。


「・・・・・・・・・」


無言?


閉じていた目をチラっと開け獅子さんを見つめると私に触れていない方の指で自分の口に指を当てクククと笑っていた。


「な、何が可笑しいんですか?」



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