愛しの黒ライオン


上から見つめる獅子さんの顔は優しくて。


「カチカチだな」


クスっと笑う口元はとてもイジワルだ。


「こっち向けよ、キス出来ないだろ?」


獅子さんは、頬に手を当てると唇を見つめた。


「お前の唇って、舐めたくなるよな...」


な、舐めたくなる?やっぱり獅子さんは変態です――...。



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