愛しの黒ライオン

赤い...×××




く、苦しい、どうして息が出来ないの?


閉じていた目をパチっと開けると獅子さんが私を抱き締めて寝ていた!

ど、どうしよう?

今、何時?


カーテンの隙間から零れてくる光は結構明るい。


急いで起きないと。



寝ている獅子さんから離れようと手をゆっくり離すのだけどクルンと巻きつくように抱き締めていた。


息を止め、獅子さんと自分の間に手を入れて、ねじる様に下に降りるけど抜けない。


「ん...」


「...何をしてるんだ?昨日の続きをしようって事か?」


< 401 / 510 >

この作品をシェア

pagetop