愛しの黒ライオン



せっかく下に5cm程下りたのにカラダを引っ張られ又きゅっと抱き締められた。


「そ、それは、無いです」
「俺は、続きがしたいけど...」
「ダ、ダメです」
「じゃぁ...キスだけで許してやる」


昨日、キスをした後、そんな雰囲気にはなっていたとは思うんだ・・・


『牡丹、怖く無いか?』


月の光だけで部屋の明かりは無く甘い空気が私を包んでいた。



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