愛しの黒ライオン


テーブルの上には、焼きたてのパンと目玉焼き、その上にはちょっとだけ嬉しいハムが乗っている朝食プレート。

焼きたてのパンにバターを塗り口に運ぶ。


そして目の前には、爽やかな風斗さんがチラリ私を見つめていた。


「どうして2人とも髪が濡れてるの?」


口に入れたパンを喉の奥に流し込むと胸を手の平でトントント叩き隣に座っている獅子さんの横顔をチラリ見つめる。


「朝からシャワー浴びただけだ、それよりお前は朝帰りか?」



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