愛しの黒ライオン
大丈夫かな...
もう一度鏡の前に立ち首元を確かめると薄くはなっているけれど消えてない。
・・・恥ずかしい。
そっか二つに分けてミツ編みをすればいんだ。
ブツブツと鏡の前でミツ編みをするのだけど上手く出来ない。
「もう...獅子さんのバカ」
小さな声で呟いた。
「俺がどうしたって?」
ミツ編みをしながら声のする方に振り向くとドアにもたれ腕を組んでいる獅子さんが立っていた。
「えっと...」
「20分経っても来ないから何しているんだ?」