愛しの黒ライオン



もう20分経ってたの?


「ごめんなさい、上手くミツ編みが出来なくて...」

「俺がしてやる」



獅子さんは、そう言うと私の後ろに来て分けていた片方の髪を手に取った。


「どうして、ミツ編みしてるんだ?」


どうして...

顔を下に向け、思わず昨日の事を思い出した。


その前に、いつキスなんてしたの?そう思うと獅子さんの顔が見れない。



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