愛しの黒ライオン
性格は昔と全然変わらないんだけど、女に対しては、かなりシビアになったな~
でさ、こんな事、牡丹ちゃんを目の前にして言うのもなんだけど...獅子、牡丹ちゃんの事かなり気に入ってるぜ」
そう言って虎次郎さんは、ニカっと笑い
もう一度私の頭を撫でるとバタンとドアが開くと同時に
「このエロ虎、牡丹に触るな!」
獅子さんは、持っていたスマホをポケットに流し入れ私に触れている虎次郎さんの手の平をくっと掴んだ。