愛しの黒ライオン


「あの...いつになったら下ろしてくれますか?」


持たれたまま上目遣いに獅子さんを見つめる。


「あ?」


あって...あに濁音つけないで下さい。


分かりました。獅子さんが下ろしてくれるまで、ここでブラリとタレさがっておきます。


でも、すれ違う人に合う度クスクスっと笑われるのは、とっても恥ずかしいです――...。






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