愛しの黒ライオン



「あっ?」


だから、あに濁音つけないで下さい。逆切れみたいです。


「あのな...」


あのなって...口に出して言わないと分からないです。


「なぁっ?」



突然、獅子さんは、両足で挟んでいた足を片方だけ私の足の間に入れ横に向けていた顔をくいっと正面に向かせた。


「怒った顔もゾクゾクするけど、やっぱり泣いた顔も見てみたいような気がするな」



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