愛しの黒ライオン
6 愛しの黒ライオン
ハッキリと言える。
目元を照らす光に気付き目を開けると
部屋の天井につるされてるドリームキャッチャーがオレンジ色の太陽に照らされチカチカとさせていた...
「獅子さん...」
獅子さんが居ないか確かめると居なかった。
カラダを起こし周りを見渡す。ふっと目に飛び込んできたのは、横にあるテーブル上のメモ用紙。
カラダにかけられていた毛布をめくり
ベッドから足を下ろすとテーブルの上にあるメモ用紙を取り目をとおす。
《アレジメントを客の所へ届けてくる。他にする事は無いから好きなようにすればいい。俺が帰ってきたら一緒に夕飯でも食べよう》
獅子さん...