愛しの黒ライオン



メモを胸の前できゅっと掴み獅子さんの顔を思い出した。


このままでもいいのかもしれない。


形になんて拘らなくたって好きな人の傍に入れれば幸せなんだって...。


どれだけ寝てたんだろう?


部屋にかけてある時計を見つめると17時を差していた。


「好きなようにって...」


寝ていたベッド上の毛布をたたみ枕の位置を直すとブリリアントに歩を進めた。




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