愛しの黒ライオン



獅子さんは、そう言ってから私の前に膝を落とすと腰の上辺りと、お尻の下辺りに手を入れ、ヒョイっと持ち上げた!?


「ひゃぁっ?!」


「何がひゃぁっだ、こっちがひゃぁって言いたいぐらいだ。どれだけ心配させれば気が済むんだ?


大体な...俺がお前の姿を見つけて追いかけなかったら今頃どうなってると思うんだ?」


お姫様抱っこをされた状態で獅子さんの瞳を見つめた。




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