愛しの黒ライオン



「ひゃめてくらは」
「うるさい、食え」


カラダをバタバタ動かすと獅子さんの両足で挟まれ左指に持った箸でゴ-ヤツナサラダが口の中へ入ってくる。

イヤ~!!

口の中にゴ-ヤツナサラダが入った途端、口を押さえられた。


「噛め」
「っうぅ...」

ゴ-ヤの苦味を思い出し、上の奥歯と下の奥歯で噛む。


あれ?
苦く無い...

その反対に、ちょっとの苦味がアクセントで美味しい。


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