愛しの黒ライオン



「助けに来てくれたでしょ、だから何も無かった...」


上手い言葉が見つからないな...のぼせてきたのかな?


「牡丹...」

「ん?」

「こっち向けよ、こっち向いて話そう」


ム、ムリだよ、こうやって抱き締められてるのに顔なんて見られたら堪らない...


「ヤダよ、恥ずかしいし...」

「うるせぇな、もう牡丹は俺のモノなの」



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