愛しの黒ライオン



「ごめんなさい...」

獅子さんの方を見つめ頭を下げた。


「分かればいい...お前は、食が細そうだ、少しでも栄養のある物を食べろ」

涙が出てきそうだよ。


この間、始めて会った人なのに獅子さんにとっても始めてな人間なのに、ここまで気にしてくれるの?


私の周りには、そんな心配してくれる人なんていなかった。

心配するどころか、気に止める人さえ居ない。


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