愛しの黒ライオン
「獅子~牡丹ちゃんには優しいのにな」
コトンと私の隣で音が聞えると獅子さんは
「俺は、優しいぞ、いつも言ってるだろ砂糖とミルクを入れるなら、自分でしろ」
「だって、コーヒーって大人の飲み物じゃん」
「じゃぁ、飲むな」
2人のやり取りがなんだか面白い。
「牡丹ちゃん、今笑った?」
あ...怒ったのかな?
緩んだ口元を片手で隠し
「笑ってないです」
「獅子~どう思う?」
「別に」
「牡丹ちゃんって可愛い」
「ひゃぁっ?!」