狼系強引カレシ~幼なじみと甘い恋~
第一章 会いたいなんて思わない
♡ 偶然から必然へ
別に誰がすきとか誰が嫌いとか 俺には関係ない。
ただ普通に愛想笑いして過ごせばいいだけだ。
「はーやかわ君っ♪」
…げっ。
あからさまに表情に出てしまうくらいうっとおしい。
いわゆる追っかけ。俺の。
「……なに」
「私たちと一緒にお弁当食べない?」
「いらない」
「えぇ~こないだもそういって付き合ってくれなかったじゃん」
理由くらい自分で気づけよ。
ほんと…イライラする。
【早川 宏太】高校2年
趣味、喧嘩。