狼系強引カレシ~幼なじみと甘い恋~
「久しぶりに…すっかな。手ごたえありそうか?」
「それなりに!3年生の…―――」
こうして俺たちのケンカ話が盛り上がった。
大したことねぇだろ…。
「まぁ俺らなら楽勝だろ、な?早川♪」
「まぁ、な」
「――あっ!こーたちゃんだぁ」
一瞬でわかる。この声を覚えてられないはずがない。
「…ちぃ」
「今日ね、夜ご飯肉じゃがなの。食べにくるでしょ?」
俺の昔から好きだった食べ物も覚えてくれてる。
やっべぇ…すっげ嬉しい。
こう、胸のあたりがぎゅーーってなる。
我ながら情けないわ、俺。
「…おう。大盛りな」
「うんっ♪///」
純粋な笑顔で笑ってくれる。
可愛いなぁ。