狼系強引カレシ~幼なじみと甘い恋~
「じゃあまた今度食べようねっ」
お昼休み。屋上で寝転がって静かにしていたいだけなのに俺には暇さえない。
ドアのすぐ近くで寝そべっている俺をよそに すぐ近くでカップルがいちゃこらしてやがる。
「遠慮くらいしろよ………」
ボソっとつぶやいたのが相手に聞こえたのか自然とその場を去ってくれた。
はぁ…俺も愛想よくしてりゃ女の一人や二人……
ガンッ
「?!!痛ぇ…」
急な衝撃に何が起こったのかわからない。
腹蹴られた…いってぇ…
ったくどこのどいつだ、俺に喧嘩売ろうなんて奴は…
ぎろりと頭上に視線を送った。
いつものケンカ腰で。