狼系強引カレシ~幼なじみと甘い恋~
☆宏太side
…卑怯だとか どうのこうの言いたいわけじゃねー。
でもよ、隼人がやられるなんて予想外だった。
「おい、隼人!」
「へへっ…ちょっとやばい」
「たよりねーな」
相手は増援を要求して26人。つまり26対2ってことになる。
……何て奴らだ。
早く ちぃ のところに行きたいのに。
「おい、隼人」
「なに」
「あと3分でどうだ。」
「ははっ…余裕ー」
「じゃあ 畳み掛けるか。行くぞ…」
目くばせをして合図を打った瞬間だった。
「こーたちゃん!!!!!!!!!!」
!!!!?
この呼び方は一人しかいない。
この声は一人しかいない。俺の…俺の求めた声。