63゚F〜温泉を中心に繰り広げられる戦闘〜
自称ミントの香り
「大丈夫!?どうしたの!?」
レオナが言った。
「目に何か入ってる」
「目薬したほうがいいんじゃない?」
「そうだね」
僕は目薬をさした。
「僕は決して針の山を登りたくて登っているわけじゃない」
「ここからじゃないんだよ」
「急だけど、ずっと気になってたんだよね。色んな意味で」
「I don't know(よくわからないんだよ)」
「人間として従わなければならぬ規範、やってはならぬ行為があり、その為に必要とあれば、法に違反すること、そして決して望むわけではないが、それによる逮捕、投獄、あるいは有罪判決など、自己に不利益な事態をもあえて辞さないこと、そして、その際、相手側が暴力を行使しても、非暴力に徹する。だから僕と付き合ってくれ」
「わかったわ」