君と見てた空
ドアが開いた。
小さい頃、花で作った冠をお母さんに見せるんだってはしゃいだとき。
年上の男の子に髪を引っ張られた。
「金髪だ。こいつも魔女だ。死ねよ」
やめてよと叫んだ時に助けてくれたお母さんは、魔女扱いされて殺された。
あの日から全てが変わった。私も魔女扱いされて死ぬんじゃないかって恐怖。
「青い目を見ると、豚にされるってさ」
噂に惑わされた皆。それを信じ切ってしまった私とまわりの人たち。