守ってあげるよ。

…で、校門を過ぎた辺りに、今朝お母さんが言ってたような不良が、数人溜まっていた。
その人たちは、ザ!怖い先輩ってオーラを出してて、新入生はみんな目を合わさないようにしていた。

あたしもそうしようと思ってたつもりなのに、昔からの癖で、チラ見を繰り返してしまう。


そしたらその中の1人がー…

「ちょ、あの子、可愛くね?栗色の内巻きカールがたまんねぇ!」
とか言って、あたしに近づいてきた。
< 10 / 26 >

この作品をシェア

pagetop