守ってあげるよ。

「おい、お前!やめてやれって〜その子、怯えてるぜ〜」

仲間の1人がヘラヘラ笑いながら言う。

「ケッ、怯えた子を犯すのも好きなんだけどなぁ、オレ」

そう耳元で呟いて、仲間の元に帰って行った。


私は速攻その場を離れ、どこに行くかもわからず、行く気にもなれず、校舎の裏でしゃがみこんだ。

体が、震える…
不良男はみんな、あーなんだ。
女の体さえあれば、いいんだ…っ。

小さく体を丸めて、縮まった。

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