two hearts~年下の彼と私~












私の上にあの人が馬乗りになって私を殴る。






痛い……







「うっ………」




あの人は泣いている。






「あんたが生まれてきたから…!!あんたなんか生まれてこなければ…!!」








泣きたいのは私の方なのに……



私は無表情のままあの人の攻撃を止める。



どうせなら殺せばいいのに…







出来ないなら泣かないで欲しい…







憎いなら殺してよ……








私を殺せないあなたに泣く資格はない。











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