two hearts~年下の彼と私~
「はぁ……」
変な時間に目が覚めた。
「おはよう」
誰かが声をかけてくる。
その声に安心しながら聞こえてきた方を見る。
それは妹の絵美だった。
「絵美か……。おはよう」
「あの人ならバイト行ったよ」
「そっか…………」
母はバイトに行ったらしい。
良かった。
今あの人の顔を見たらきっと表情に出てしまう。
今は何も考えられない…
今の私の精神状態は最悪だ。
死ねたら楽なのに………
「…………はぁ………」
ため息しか出なかった。