two hearts~年下の彼と私~
どう考えても嫌がらせにしか思えないし、どういう反応をしたらいいのか全く分からなかった。
だからその時は、
《そうなんだ》
とか、
《愛理ちゃんかわいいね》
とか返してその場をしのんだけど、今頃になって不安となって私を襲ってくる。
でも、
“不安”より
“会いたい”
って気持ちの方が大きかった。
前のことは私の中で忘れることにした。
バスの出発時刻が近付いたからバスターミ ナルまで歩いて行った。
私は意を決してバスに乗り込んだ。