two hearts~年下の彼と私~
やっぱりたっくんはあんまり話しかけてくれない。
電車に乗ってとりあえず都心に戻る(行く?)ことにした。
電車に乗ってる時、私も緊張して喋れない。
ここは話しかけるよりボディータッチの方がいいのかも?
私は眠そうな演技をしながらたっくんの肩に頭を乗せた。
「!?(ビクッ」
その瞬間たっくんの体に力が入る。
そんなことをしているうちに私は本当にうとうとして寝てしまった。
この時、私は悪夢を見ることはなかった。
私が目を覚ますともう降りる駅の少し手前まで来ていた。
ゆっくりとたっくんの肩から頭を離すと、たっくんは体から力を抜いた。