two hearts~年下の彼と私~
「………………!?」
私が目を覚ますとそこにたっくんの姿はなかった。
“なんでいないの?”
“また私は1人なのになるの……?”
“なんでみんな私の近くからいなくなるの…?”
そんなことを考えて私は泣きそうになる。
ベンチの下を見る。
たっくんのカバンがあることにホッとする。
でもたっくんはいない……
辺りを見渡すけどそれらしい人影はない。
私は世界でたった1人だけになってしまった気がした。