two hearts~年下の彼と私~
手で握ってるケータイを見て電話をかければいいことを思い出した。
もしかしたら電話に出て貰えないかもしれない…
そんな不安を抱きながら電話をかけた。
『………………もしもし』
良かった出てくれた……
『もしもし。
たっくん今どこにいるの?』
『あーちゃんの近くにいるよ』
『えっ?』
キョロキョロ……
辺りを見るがやっぱりそれらしき人影はない。
『どこ?』
『目の前の何かの植物の向こう側。
ほら、手をふってるよ♪』
『暗くて見えないよ…』
『見えないならくればいい。
こっちにおいで♪』
そう言われたから向こう側に行ってみる。