ずっとずっと好きだった


蓮「…学校は?」

遊「今日は午前授業だろ」

蓮「そう、だっけ…」






連れて来られた遊馬の家は

模様替えしたのか前来たときと少し違った。

全身びしょ濡れの俺に遊馬は
バスタオルを持って来てくれた。



遊「蓮斗…忘れろとは言わないけど
学校には来いよ…

みんな、心配してる」


「……無理」

空っぽのあいつの席を見るのが、

千璃のいた痕跡がなくなってるかもと思うと、

怖い。

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