【完】狼ご主人様と子羊ちゃん




「ふーん。可愛い?」



「……でかい、な」



胸が。



―――なんて考える俺は、やっぱり重度
の変態なんだろうか。



俺は首を傾げた隼人に曖昧に微笑んでみ
せ、誤魔化した。



「それより……隼人はグランプリ、出な
いのか」



そう言うと隼人は苦笑する。



「んー。今のパートナーの子、可愛くな
いんだよねー」



……隼人、相変わらず酷いな。ちょっと
はオブラートにつつめや。





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