【完】狼ご主人様と子羊ちゃん




結構深刻に悩んで居たんですけど!!



「だって……。あなた、自分がどんだけスゴいのかわかってないのね?」



「え?」



瑠璃の言葉に首を傾げると、今度は繭が口を開いた。



「こっちは美里の話題で持ちきりだったのよ?”奨学生”として入学するこが居るって」



しょ……奨学生?



「頭がいいと、学費免除なの。でも緋色学園は難しいのよ。五教科で、480以上取るんだもの。



……それを美里は、492でパスしたって言うんだから、スゴいわよ」



492!!?



我ながらよくやったぞこの頭!!





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