【完】狼ご主人様と子羊ちゃん
◇初めては、強引に。
次の日学校に行くと瑠璃と繭が下駄箱で待ち伏せしていた。
「あ、二人ともおはよう~……って、え??」
ガシッと肩を掴まれて、首を傾げると、瑠璃が近づいてきた。
ちょ、ちょいちょい……なんなのよ、一体??
「あんた……あの噂、本当なの!?」
「あ、あの噂って??」
「辻宮様のパートナーになるっていうの……本当なの!?」
「え、何でしってんの!!?」
昨日の今日で、もうそこまで情報が回ってるの!?とびっくりしてると
瑠璃と繭が「嘘でしょ!?」と私よりもびっくりしていた。