【完】狼ご主人様と子羊ちゃん
どうすればいいのかわからず、俯きながら歩く。
ほどなくして、さっきまで人通りの多い所から、駅に繋がる裏道に入ってきた。
「おい、美里」
ずっと無言だったから、急に話しかけられてびっくりする。
辻宮を見上げると、何か企んでるような笑みを浮かべてた。
……嫌な予感しかしないぞ??
「お前のお仕置き、決まったぞ」
「は!?お仕置きって何________」
そこで、ハッとして言葉を止めた。