【完】狼ご主人様と子羊ちゃん
◆お仕置き、君にキス。
「あああああり得ない!!!私の……私の純潔があんな……あんな男に!?」
辻宮が目の前に居るのも忘れて、塀にガンガン頭をぶつけた。
しかし、ぐいっと辻宮の大きなてにはばまれて、今度はさーっと血の気が引いてく。
私は、ばっと辻宮から離れた。
「くくく来るな触るな近寄るなーっ!!」
私は、びっとピース……いや、指を二本突き立てた。
「二メートル。半径二メートル以上、近付くな……エロ男!」
しかしその手首をぐいっと掴まれて、引き寄せられた。
そしてアイツとの距離は、二メートルどころかゼロセンチだった。
_______ つまり、だきよせられてるのだ。