【完】狼ご主人様と子羊ちゃん




「……おい、これ、着てこいよ?」



辻宮はそう言うと、
私に真っ黒のビキニを持たせ、
抱き締めていた力を緩めた。



……仕方ない。
身の安全の為にも、着るしかないのか……。








「え、美里っ!?」



更衣室で着替えていると
隣で着替えてた繭が、
大きな声を上げた。



その視線は完全に、私の胸へと注がれている。



「な、何……?」




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