あたしのものだもん。
「わぁー!いっぱい種類あるねぇ。迷う~」
「裕香、このチョコでいんじゃねーの?」
「う~ん。そのチョコもいいんだけどね...。
この、レモン味も捨てがたい...。どうしよ~」
「決められないんなら、俺が決めてやるよ」
えー!そんなぁ!
「やだやだ!自分で決める!」
「やだね。」
いじわるく笑うと拓は、店員を呼んだ。
「すみませーん。このチョコとこのレモン味の1つずつください」
え?拓は私の顔を見てニカッと笑った。