SONG OF TEAR

遠くで雨が降る音と一緒に叫び声が聞こえる。真っ暗な暗闇の中、誰一人周りには居ないのに叫びは耐えず聞こえる。

「ヤメテ……」

誰の声?分かんない…。近くで聞こえるのに何も見えない。

暗闇に墜ちてく。辿り着くのは明るくて花がたくさん咲いている場所だと…いうけど闇の先には何も無い。

あたしはただ墜ちてゆく…その闇に。


「助けて…」

死にたくない。まだあたし、死にたくないのに。何度も見た同じ様な夢。それが終わらないことが、

何を意味しているか分かってしまった。

明日を見たくはないけと、あたしは明日に行きたい!生きたいよ。

泪も笑顔も忘れて祈ったのに神様なんて何処にも居なかった。あたしは結局―…


独 り ぼ っ ち だ 。

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