だいっきらい。やっぱだいすき。
「おっきかったね、転入生。」
「そうだね~。亜樹の2倍あるんじゃない?(笑)」
「うるさ―い!!これだって155センチじゃ―!!!」
「あたしは170だもーん」
「巨人だきょじーん!」
「あんたねぇ…。170で巨人だったらあの転入生どうなるの?」
確かに…。
愛が巨人だったらあのひと人間じゃないな。
「…。ごめんなさい」
「わかればよろしい!てか今日部活さ、体育館バスケ部と一緒じゃない?」
「あ!そうだ!!早く行こッ!見たい(笑)」
「そうだね(笑)じゃあ30分後にまたここで!」
「は―い。またね~!」
おっきかったな…。
絶対モテるな~。
しかもバスケ部って…。
狙ってるだろ…。
女子は放っとかないな、こりゃ。
ま、あたしはいるもんね~好きなひと。
でも複雑なんだよね…。
あたしが好きなのは元カレのこと。
1週間くらい付き合って
好きになれないって言われたの。
そのときはすっごく辛かった。
でも愛がいてくれたから
もっとがんばって好きになってもらおうって
思ったんだ。
あたしは好きなひとが苦手。
好き。って意識すると
話すこともままならない。
だからもっと話したりするのを自然にしたい。
しかも中学生って1番なんもできなきからなぁ~…。
あのひとも、特になんもしてくれなかった。
翔太…。
戸張翔太。あのひともバスケ部なんだ。
そういえば名前なんて言うのかな…?
なんか、知りたいかも。