だいっきらい。やっぱだいすき。

「おっきかったね、転入生。」

「そうだね~。亜樹の2倍あるんじゃない?(笑)」

「うるさ―い!!これだって155センチじゃ―!!!」

「あたしは170だもーん」

「巨人だきょじーん!」

「あんたねぇ…。170で巨人だったらあの転入生どうなるの?」


確かに…。

愛が巨人だったらあのひと人間じゃないな。


「…。ごめんなさい」

「わかればよろしい!てか今日部活さ、体育館バスケ部と一緒じゃない?」

「あ!そうだ!!早く行こッ!見たい(笑)」

「そうだね(笑)じゃあ30分後にまたここで!」

「は―い。またね~!」





おっきかったな…。


絶対モテるな~。

しかもバスケ部って…。

狙ってるだろ…。

女子は放っとかないな、こりゃ。


ま、あたしはいるもんね~好きなひと。

でも複雑なんだよね…。


あたしが好きなのは元カレのこと。

1週間くらい付き合って 

好きになれないって言われたの。

そのときはすっごく辛かった。


でも愛がいてくれたから

もっとがんばって好きになってもらおうって

思ったんだ。

あたしは好きなひとが苦手。

好き。って意識すると

話すこともままならない。


だからもっと話したりするのを自然にしたい。

しかも中学生って1番なんもできなきからなぁ~…。

あのひとも、特になんもしてくれなかった。

翔太…。

戸張翔太。あのひともバスケ部なんだ。


そういえば名前なんて言うのかな…?


なんか、知りたいかも。


< 3 / 12 >

この作品をシェア

pagetop