奴隷戦士



「今日はこれ使って稽古するんだと、よ」


身支度を終え、不思議な、でもとても動きやすい服に着替えると、ウソンが剣を僕に渡してくれた。


実際、ここで稽古するのは淡路の流派で嫌で嫌で仕方がなかった。


それを見かねたヤンが、ぼくをウサギまみれの飼育小屋に連れて行った。


「おまえのその甘い考え方、叩き潰してやる」


「え…」


ぼくはそのバケモノでいっぱいの部屋に閉じ込められた。
< 63 / 93 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop